今日はニュージーランドの湖にまつわるお話編で~す。
ニュージーランドのクィーンズタウン。
バリバリの観光地だけど、景色にやられて、お寿司屋さんでバイトしながら、2週間滞在。
宿はゲストハウス。ニュージーランドではバックパッカーズと言います。
6人相部屋のこの部屋は、1週間50ドル!(当時で約4000円)
激安の訳は、男女ミックスだから。
女子部屋だと倍くらいします。
バイトして、観光しまくって、帰って寝るだけなので気にしな~い
共同のキッチン、リビングからは湖が見えました。
バイトではお寿司のまかないがついてたので、ここでは朝食を食べるだけでした。
韓国の男の子たちが、朝からキムチ満載のごはんを作ってくれはったり、イギリスの男前なお兄さんがおいしいコーヒーを淹れてくれたり♪
この町では、念願のハングライダーをしました♪
一緒に飛んでくれるお兄さんと。
穏やかだったこのお兄さん、この後豹変します…
その日は、インストラクターのお兄さんも、大興奮するくらいのいい風で、普通は30分くらいだそうですが1時間以上飛んでくれました。
…というか、私は途中から気持ち悪くなって早く地上に降りたかったのに、いい風に興奮したお兄さんがおりたくなかった(笑)
よほどいい風やったようで「ひょーーーー!」と興奮の叫び声を上げ始め、ぐんぐん上昇。下の監視役の人からの無線で「高すぎる!飛行機にぶつかるぞ!」
なにーーー!?いやや~それはいやや~!!
「降りようよ~」という客の私を「この風で?冗談をっ!」と一笑するインストラクターなはずのお兄さん。完全に仕事を忘れてはりました(笑)
写真の点が私たちです。見えますか?ほんまに高かった!
ハングライダーの先にカメラがくっつけてあって、遠隔操作で「ハイチーズ」
私以上にうれしそうなお兄さん…
ニュージーランドのテアナウという小さな町。
世界一美しいと言われるトレッキングコース「ミルフォードトラック」の入り口に近いため、トレッキング客の滞在が多い町です。
それまで山登りはしたことがなかった私、世界一美しいと聞いたら登らずにはいられません!
人気のコースで入山制限があり、予約は3か月先までいっぱいとのこと。
キャンセル待ちリストに名前を書いて、この町で働きながら待つことに。
のんびり旅のだいご味です。
10数軒、仕事を訪ねて回って、ようやくイタリアンレストランで皿洗いの仕事をゲット!
旅を始めて間もないころやったから、英語がさっぱり(笑)よう雇ってくれはったなあと思います。
旅立つときにくれはった旅のお守りペンダントは今でも宝物です。
テントから通おうかと思っていたら、公衆トイレでおじいちゃんと知り合って居候させてもらえることに(笑)
バイト先へはこの美しい並木道を通って。
バイトの前後は、歩いて歩いて歩いて…
どこを見てもきれいで、のどかで、最高やった!
10日ほどでキャンセルが出て、ミルフォードトラックを歩けることに!
この日のために購入したトレッキングシューズは、足を慣らすため、毎日バイトに履いて行って、準備はばっちり。
旅行中は、ヒッチハイクポイントまで、30キロほどのバックパックを担いで歩いていたので、訓練もばっちり!
テントや食料を担いで3泊4日の山歩きです。
春やったのに、2日目に雪が降り、山小屋に缶詰めになって、1泊余分に泊るというハプニングもありました。
山小屋と言っても、薄い板が張ってあるベッドがあるだけ。寒かった!
1日雪を眺めながら、泊まった人同士で食べ物を分け合ったりして、仲良くなれました。
一人参加は珍しかったので、危ない個所では私を待っていてくれはったり、山歩きする人に悪い人はいないというのはほんまでした。
歩き慣れてたはずが、登り下りにやられ、足の小指の爪が両方取れたり、ハプニングもあったけど(笑)、これでトレッキングにすっかりはまってしまって、この後も各地で歩きまくりました。
自分の身一つで自然を満喫できる究極の遊びやないかと…
後の日は、天気にも恵まれ、苔やシダでグリングリンした小道を歩いたり、滝を見たり、つり橋を渡ったり、岩場を登ったり…
3日目に最高地点へ。
せっかくついたのに雲がかかって見えない!!
何人かで30分ほど休憩がてら待っていたら…
雲の切れ間から、見えてきた見えてきた!
なんて、演出や~
こんな近くに山があったんかと感動!
感動すると鳥肌のたつ私、ぶつぶつになっていたら、隣のイタリア人のおっちゃんが感動して泣いてはった!
なまった英語で、「ビューティホー!!!!!」を連発。
でっかいおっちゃんの男泣きに心動かされ、もらい泣きして、二人で「ビューティホー!!!!!」
ヤッホーの代わりにビューティホーをこだまさせました(笑)
4日分の荷物を担ぎながら歩くのは思ったより大変やったけど、もう1回機会があったら迷いなく歩きます。ミルフォードトラック、最高!
以前、書いた、サンドイッチ作りのバイトをしながら2000年を迎えた町、ワナカ。
この湖の美しさにやられて、しばらく滞在することにしましたが、周りにもウォーキングコースがたくさんありました。
こんな景色や…
こんな景色…
ロブロイ氷河という氷河の末端がみられるポイントも。
ランチを食べていたら、小さな雪崩が起きました。
望遠で撮った写真なので、そんなに近くで起きたわけではないけど、ごおおおおおという地響きが、もろにお腹に響いて、まさに全身で自然の大きさを体感。
夜中の2時から朝の11時まで働いていたので、昼間に寝ないといけないのに、あまりにきれいで歩き回っていました。
とにかく、人がいない(笑)
これは、ヒッチで乗っけてもらった人が連れて行ってくれた泉!
すっごく透明!!
湧き上がる泡まではっきり見えました。
泳ぐと最高らしいけど、寒がりの私には冷たすぎました~
最後に…
ミラーレイクという水面が鏡のように景色を移す湖。
風がない明け方が1番きれいと言われ、4時起きして行きました。
ほんまに鏡みたいやった!
人まで写ってる!
ずっと見てたら、わけがわからんくなりました(笑)